アメリカ海軍の原子力空母「ニミッツ」が、19日午前中に佐世保港に入港することが発表されました。この入港は、2014年8月の「ジョージ・ワシントン」以来、実に9年ぶりのことです。「ニミッツ」は、全長333メートル、97,000トンの巨艦で、約4,600人の乗員を擁しています。
「ニミッツ」は、最新の攻撃機FA-18ホーネットなど、70機以上の航空機を搭載しており、西大西洋から西太平洋、さらにはインド洋にかけての監視活動に従事しています。今月初旬にはシンガポールを出発し、その後、演習を続けながらフィリピン近海を北上し、現在は佐世保に向かっています。
入港後、「ニミッツ」は佐世保港の中央部に停泊する予定で、5日間の滞在を経て、23日に出港する予定です。この期間中、地元住民や海軍関係者に向けた交流イベントが行われることが期待されています。
「ニミッツ」の入港は、地域の安全保障や防衛におけるアメリカの強い姿勢を示すものであり、また国際的な海洋秩序の維持に向けた重要な一歩となるでしょう。地元の関係者は、この機会を通じて国際交流を深めることを期待しています。
この大型空母の訪問は、佐世保市にとっても大きなイベントであり、地域経済にとってもプラスの影響を与えると見込まれています。市民は「ニミッツ」を間近で見ることができる貴重な機会を楽しみにしていることでしょう。