東京地裁で行われた初公判で、苗村泰樹被告(21)が複数のレンタカーを返却せずに乗り捨てた横領の罪に問われています。苗村被告は、昨年9月に長野県諏訪市のレンタカー店で派手な黄色のオープンカーを借り、その後、長野から大阪市や琵琶湖へと移動しました。
公判では、苗村被告が借りた車を期限を過ぎても返却せず、その結果、大阪で右側のバンパー部分が激しく大破した状態で発見されたことが明らかになりました。さらに、苗村被告は東大阪市のレンタカー店で別の高級車を借りると、時速158kmという猛スピードで高速道路を暴走し、再び車を放置して逃走しました。
苗村被告が借りた車での総移動距離は2600kmにも及び、その行動は広範囲にわたりました。また、彼は他人のクレジットカードを使用し商品を騙し取ろうとした詐欺事件についても、3件の裁判が行われています。
初公判に出廷した苗村被告は、上下黒のスウェット姿で姿を現し、基礎内容については争うところがあると述べましたが、全体としての行動には否定の余地がないようです。この事件は、レンタカー業界における安全対策や管理の在り方についても議論を呼び起こしています。今後の裁判の行方が注目される中、苗村被告の行動は社会に大きな影響を与えることが予想されます。